中年以降になると、『あっちが痛い、こっちが痛い。』という声が聞かれます。
まるで痛いことを自慢しているようです。
病気もそうですが、不調を訴えるには原因があるはずです。
偏った姿勢を毎日の生活で続けていくと歪んだ姿勢のまま生活することになります。
すると、カラダは、痛みという手段で正しい姿勢や正しい動きをするよう自分自身に訴えかけます。
その時、痛いので薬、整体、マッサージなどに頼っても、生活の中の動きが正しくなければ、元戻り。
直らなくなったら、『やっぱり年だ。』と自分に納得してしまいますか?
今まで正しい姿勢ができなかったのだから、正しい姿勢にする無理をしない体操をしてみては。
始めは反動で少し痛いかもしれませんが面倒くさがらずコツコツと少しづつ行動してみるのです。
やり続けていくうちに正しい姿勢や正しいカラダの動きが正しい癖になってきます。
私の例だと、いつからか膝が痛く正座ができなくなったり、肩が痛く手が上に上げられなくなりました。
しかし、正しいカラダの使い方の体操をしていたら、今では正座ができ手も上がります。
外を歩いていると見かける、腰が曲がったまま歩いている、足が上がらなくチョコチョコ歩きの高齢者。
皆さん『年のせいだからしょうがない。』と言います。
しかし、同じ年齢でも背筋が真直ぐスタスタと元気に歩いている高齢者もたくさんいます。
そんな両者を比べる必要はなく、自分が軽快に、どこも痛くない生活が送れればいいのでは。
そのために、歪みつつあるカラダを、本来の人間の機能が続くよう、体操をおこなうことをおススメします。
食事は毎日食べるのですから、それと同じく、体操をはじめたら毎日やり続けることです。
氣が付けば健康、振り返れば幸せ。