私達人間が呼吸をするのは、鼻か口のどちらかですね。
動物はすべてそうですが、もともとは鼻から吸う呼吸が自然なのです。
それは、鼻には吸った空氣を浄化する機能が備わっているからです。
鼻呼吸は吸った空氣中のホコリをとり、乾燥した空氣に適度な湿度を加えて、
喉や肺にとって刺激の少ない空氣にしてくれるのです。
口は元々呼吸をするためにあるわけではありません。
食べ物を食べるためです。
ところが、喋ることを選択した人間は、口でも呼吸ができるように進化したのです。
しかし口呼吸をしてしまうと、乾燥した冷たい空氣が口から直接体内に取り込まれてしまうので、
口腔内や喉が乾燥し、細菌が直接侵入して、粘膜に炎症が起きてしまいます。
その結果、2つのことが起こります。
まず免疫力の低下です。
口呼吸で体内にたくさんの雑菌がとり込まれると、白血球やリンパ球などの
免疫機能に異常が生じます。
そのために腎臓病、アレルギー疾患、アトピーなどの肌荒れの原因になります。
さらに風邪を引きやすくなり、口臭、歯周病、虫歯の原因にもなります。
さらに、うつにも・・・・・。
口呼吸は心理的にも悪影響を及ぼします。
口呼吸によって雑菌が体内に入った結果、体内に炎症を起こします。
それを鎮めようと免疫系が闘っているため疲れやすくなります。
疲労度と抗うつ度は比例します。
とても疲れるのです。
今日は、口呼吸は心身のダメージを起こすことをお伝えしました。
次回は、口呼吸を鼻呼吸に変える方法をお伝えします。
氣がつけば健康 振り返れば幸せ
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編集後記
先日、山で滑って手首を骨折してしまいました。
すぐ冷やしたのであまり痛みを感じずに病院に行ったので
大したこともなく過ごしています。
雨上がりの山道には気をつけてくださいね(^ ^)