
食品添加物のステビアは体に悪いの?
ステビアは植物由来の甘味料として広く活用されており、糖質やカロリーを控えたい方にとって注目の食品添加物です。
食品添加物のステビアとは、元は南米原産のキク科植物の名前です。
そのステビアの葉に含まれるステビオール配糖体が強い甘味をもたらします。
甘味度は砂糖の主成分であるショ糖の約200倍とも言われ、ごく少量で十分な甘味を得られる一方、
カロリーはほとんどありません。
ステビアは日本において「既存添加物」として登録されています。
既存添加物とは、長い使用実績があり安全性が確認されている食品添加物のことです。
◎ステビアの特徴と主成分
ステビアが持つ甘味の正体は、ステビオール配糖体という成分。
この配糖体は砂糖と比べて圧倒的な甘味があり、数百倍もの甘さを持っています。
ステビアの葉を乾燥・抽出してつくられるので、植物由来の甘味料として人気を集めているのです。
ステビオール配糖体に含まれる成分は、それぞれ甘味度や後味が異なり、調整・精製することで、クセの少ない甘みに仕上げられ、砂糖の代替甘味料として多彩な食品に利用されています。
具体的には、清涼飲料水、ダイエット食品、お菓子、甘酢漬け、氷菓などの幅広い分野で使われるほか、家庭用の甘味料としても普及しています。
少量で強い甘味が得られるため、糖質やカロリーを抑制したい食品の開発に重宝されているのです。
また、熱に強いことから、加熱調理やベーキングにもよく活用され、たとえば焼き菓子やジャムなど、砂糖を使うレシピで代替品として利用しても甘さが失われにくいのが特長です。
◎食品添加物のステビアはアメリカで禁止されている?
ステビアはかつてアメリカで、十分な安全性を示す証拠が揃っていないことを理由に、食品添加物としての使用が一時規制されていました。
しかし、その後の研究で適切性が認められ、現在では、高純度のステビオール配糖体については、一般的に安全と認められるGRAS認証を受けています。
一時的な禁止や制限から世界的に認められるようになった背景には、国際機関や各国の規制当局がステビアの適切性データを再評価したことが大きいと言えます。
日本や欧州でも同様の審査を経て、一定条件下での使用が承認されているのです。
その結果、現在ステビア甘味料は、日本、中国、韓国、シンガポール、タイ、ブラジル、カナダなど
多くの国で使用が許可されています。
ただし、ステビオール配糖体の成分基準が各国ごとに決められていたり、スイスではステビア葉をそのまま商品に使うケースはNGだったりと、ルールが異なるので注意が必要です。
◎食品加工時の利点がある
ステビアは熱に強く、加熱調理や加工の過程でも甘味が損なわれにくいという利点があります。
これは、焼き菓子のようにオーブンを使う調理法でも甘味をキープしたい場合に大変便利です。
また、酸にも比較的強いとされており、フルーツソースやドレッシングなどpHが低い調味料への利用にも適しています。
こうした特性により、さまざまな食品にステビアを応用しやすくなっています。
さらに、ステビアは砂糖に比べて吸湿性が低いため、保存性が求められる加工食品でも役立つことがあります。 使い方次第で多彩なレシピへ応用可能な甘味料と言えるでしょう。